障害者年金

文責:社会保険労務士 大原啓介

最終更新日:2022年08月24日

1 障害年金とは

 障害年金は一定の障害がある人に給付される公的な年金で、国民年金法に基づいて支給される障害基礎年金と厚生年金法に基づいて支給される障害厚生年金があります。

 公的年金は、自営業者等が支払う国民年金保険料と、労使が折半して支払う厚生年金保険料によって運営されており、障害年金のほか、遺族年金と老齢年金があります。

 障害年金は一般的に「障害者年金」と呼ばれることが多いようです。

 障害者という言葉が一般的に使われている一方で、障害年金の制度があまりよく知られていないため、「障害者年金」の方が言いやすいのかもしれません。

2 障害者手帳との関係

 「障害者年金」という言葉が良く使われるためか、障害年金と障害者手帳が関係ある制度だと思われていることも多いのですが、実際には別の制度です。

 障害者手帳は自治体が発行し、税金や医療費の減免や公共交通機関の利用料金の割引等のサービスが受けられるものです。

 医師が作成した診断書を提出して審査を受け、何級というように等級が認定される点はよく似ていますが、障害年金の等級と障害者手帳の等級は基本的には一致しません。

 しかしながら、認定基準を比較することにより、障害者手帳が何級であれば障害年金は何級になりそう、という推測をすることはある程度可能です。

3 障害年金を受給するには

 障害年金を受給するにはいくつかの条件を満たす必要があり、大変複雑な制度となっているため、一般の方が障害年金を受給できるかどうかを自分で判断して申請するのは相当に難しいと言えます。

 自分も障害年金を受給できる可能性があるのではないかとお思いの方は、ぜひ弁護士法人心にご相談ください。

 受給の見通しについて無料で相談することが可能です。

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